障害者向けIT研修に活用できる人材開発支援助成金をご存知でしょうか。訓練費用の3/4が補助される可能性があるにもかかわらず、「手続きが複雑そう」「自社が対象かどうかわからない」という理由で使えていない企業が多くあります。申請要件から手続きの流れまで、実務で使える形で解説します。

※ 支給可否・助成額は要件・手続きにより変動します。最新情報は都道府県労働局またはハローワークでご確認ください。本記事は2025年3月時点の情報に基づいています。

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この助成金が「使えなかった」最大の理由

人材開発支援助成金(障害者職業能力開発コース)は、障害者のスキルアップ研修に対して、訓練費用の大部分と訓練中の賃金の一部を国が補助してくれる制度です。しかし、多くの企業がこの制度を使えずに終わっています。理由は一つ——「訓練を始める前に計画書を提出して認定を受ける必要がある」という事前申請の仕組みを知らなかったからです。

「研修が終わってから申請しようと思っていた」という声を何度も聞いてきました。残念ながら、それでは申請できません。TSUNAGU Academyの研修を検討している段階で、同時に助成金申請の準備を進めることが、確実に受給するための鉄則です。

助成内容——実際にいくら戻ってくるのか

助成される金額は企業規模によって異なります。中小企業の場合、訓練にかかった費用の3/4が補助されます。さらに、訓練中に支払った賃金のうち1人1時間あたり960円が賃金助成として受け取れます。OJTを組み合わせた場合は、1人1時間あたり1,000円の追加助成もあります。

助成項目中小企業大企業
訓練費用助成率3/42/3
賃金助成額(1人1時間あたり)960円480円
OJT実施助成額(1人1時間あたり)1,000円700円

たとえば、受講料が月10万円の3ヶ月コース(計30万円)の場合、中小企業では22万5,000円が戻ってきます。これに賃金助成を加えると、実質的な企業負担は大幅に軽減されます。「研修費用がネックで踏み出せなかった」という企業こそ、この制度を積極的に活用すべきです。

申請要件——4つのチェックポイント

申請にあたって、まず確認すべき要件が4つあります。第一に、雇用保険の適用事業所であることです。これは多くの企業がすでに満たしているはずです。第二に、訓練計画を訓練開始日の1ヶ月前までに都道府県労働局に提出し、認定を受けることです。この「事前認定」が最も見落とされやすいポイントです。

第三に、訓練時間が20時間以上であること。TSUNAGU Academyのコースはすべてこの要件を満たしています。第四に、訓練修了後も引き続き雇用することが見込まれることです。正式な雇用契約があれば問題ありません。

申請から受給までの流れ

手続きは大きく3段階です。まず研修開始の1ヶ月前までに「訓練計画届」を都道府県労働局に提出します。研修中は、タイムカードや訓練日誌などの記録書類をきちんと保管してください。研修終了後2ヶ月以内に「支給申請書」を提出し、給与台帳・出勤簿などと合わせて提出することで、助成金が振り込まれます。

よくある失敗は「書類の保管漏れ」と「申請期限の失念」です。訓練開始前にチェックリストを作り、担当者を決めて管理することをおすすめします。TSUNAGU Academyでは、申請に必要な書類の整備や都道府県労働局との連携サポートも行っています。

TSUNAGU Academyの研修プログラムは、人材開発支援助成金の対象となる可能性があります。「使えるか確認したい」という段階からご相談いただけます。助成金を活用することで、企業の実質負担を大幅に抑えながら即戦力人材を育成しましょう。

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TSUNAGU 編集部

TSUNAGU 編集部

障害者雇用専門

障害者雇用・IT/DX活用に関する情報を、人事担当者の視点でわかりやすく発信。 社会保険労務士・障害者雇用コンサルタントが監修。最新の制度・法令については各省庁の公式情報をご確認ください。

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